カラーアドバイザー資格は、色による心理的な効果を使って、人々の悩みを解決する色のスペシャリストです。ファッションやインテリア、プロダクト、建築といったビジネスでの活用もできるようになっており、自身の生活にも役立つ資格として注目を集めています。
この記事では、カラーアドバイザー資格取得で身につけられる学習内容を少し詳しくまとめています。
より詳細な内容は資格公式サイトをご確認ください。
カラーアドバイザー資格で学べることは、大きく分けて下記の3つの項目です。
インテリアにおいて、色の組み合わせで部屋のイメージは全く違ったものになります。
どんな色を使うのか、配色比率はどうするのかによっても全く違った印象になるので、カラーアドバイザー資格では、インテリアや内装と色とのバランスを提案する知識を学んでいきます。
色の組み合わせと配色比率の違いによって、インテリアがごちゃついた、散らかった統一感のない印象になります。
例えば、赤やグレーといったシックな雰囲気のお部屋に、青やオレンジといった爽やかな色味が混ざってしまうと、雑多な雰囲気になってしまいます。
反対に、シンプルな色の内装であれば、ターコイズをアクセントに使ってみると、爽やかな雰囲気を演出できます。
このように、インテリアと色の関係をアドバイスする知識もカラーアドバイザー資格で学んでいきます。
インテリアにおける色の配色黄金比率は「7対25対5」とされます。
配色で一番大きい面積を閉める色を「ベースカラー」といい、次の色を「アソートカラー」といいます。
インテリアのカラーコーディネートでは、この2つの色を決めてから、最後にアクセントカラーを決めてバランスをとります。
インテリアの種類 | 面積(%) | おすすめの色 | |
ベースカラー | 床・天井・壁 | 70 | ベーシックな色 白やアイボリーなど |
アソートカラー | 建具・家具・カーテン・ラグ | 25 | インテリアでも主役となる色 濃い色にするか薄い色にするかによって部屋の印象が違ってくる |
アクセントカラー | クッション・ソファカバー・オブジェ | 5 | 部屋のテーマとなる色 自分のお好みの色を使って雰囲気を変えるのもおすすめ |
ファッションや服も、色によって印象がまったく違います。
特にファッションでは、デザインよりも色の方が印象を大きく左右するとされていて、着る服の色によってその人の印象まで変えてしまいます。
服の色 | 色が与える印象 | おすすめの取り入れ方 |
黒 | 高級感があり格式が高い | 黒一色にならないように白と組み合わせる こなれ感を出すなら黒に白とグレー カジュアル感を出すなら他の色を組み合わせる |
紺 | 信頼される誠実さ | 清潔感のある白を組み合わせる カジュアルな雰囲気にするならベージュ・グレー・カーキと組み合わせる |
赤 | リーダーシップ | 赤の面積が広ければ広いだけパワフルな印象になる 普段使いならトップスかボトムスといったようにワンポイントに使う バッグや小物に赤を取り入れる 白や黒、グレーとの相性がいい |
緑 | 緊張感を和らげる | ややダークな緑は他の色と合わせやすい 鮮やかな緑は白、黒、ベージュなどのベースカラーと合わせる 黒や濃紺と合わせるとやや重たい感じに |
ピンク | 優しさ | 広い面積に使うなら淡い色のトーンで白やベージュ、グレーと合わせると爽やかでソフトな印象に 黒や濃紺と合わせると甘すぎず優しさも引き締まる 素材感も大切「シルクやサテンの光沢感」「モヘアやカシミアのソフト感」「レースやジョーゼットなどの繊細な素材感」との相性がいい |
白 | 気高く崇高なイメージ | 面積を広くしてしまうと冷たい印象になる 全身白にするなら白でもグラデーションをつける 合わせるのはどんな色でも相性抜群 |
紫 | ミステリアスでセクシー | ラベンダーなら優しさをプラスできる 白や淡いグレー、ベージュとの相性がいい |
色は人間の心理に大きな影響を与えます。
人間関係にも色は大きく関係していて、色の効果を生かして人間関係を円滑にしていきましょう。
色 | 人に与える印象 |
黒 | 落ち着いた印象 |
白 | 純粋なイメージ |
黄 | 活動的な印象 |
青 | クールな印象 |
緑 | 安心感を与える |
紫 | 神秘的な印象 |
オレンジ | 親しみやすさ |
ピンク | 打ち解けやすいイメージ |
色の持つ効果を使って、自分のなりたい自分になる方法もあります。
いつもおとなしいと思われてしまうのであれば、赤色の服を着てみるのもおすすめです。
このように、服の色によって人に与える印象は違います。
カラーアドバイザー資格は、インテリアやファッション、人間関係にも効果的な役割を果たしてくれます。
あなたもカラーアドバイザー資格を取得して、自分のイメージをコントロールしてみませんか?