子どもの成長にともない、とても重要となる子ども特有の心理状態、それを理解することで、それぞれの子どもが持つ特性や課題に知識を持って寄り添い、対応できるようになります。
その重要な子供の心理を適切に理解出来るのが子ども心理資格です。
子どもの成長はとても早いものです。それは身体的のみならず、精神面も同様です。大人が育児に四苦八苦している間にも日々、たくさんのことを吸収し成長していきます。
自分自身、必ず幼少期というものがあったはずではありますが、幼少期の記憶や精神心理というものを事細かに覚えている人はそういないでしょう。
子どもの心理というものは、大人となってからは理解しがたい部分がたくさんみられます。大人は気にもとめていなかったようなちょっとしたつまずきや、疑問、驚きで悩むなど、それぞれ個性をもって生まれるので、感じ方や、行動も全く違うものとなります。
子どもがうまれてからこういった行動や子ども心理について理解したいと考えても、育児だけでも大忙しとなってしまってからでは、十分な時間をもって学びは深められません。
合わせて、子どもの成長スピードはとても早いので、子ども心理の学びが後手に回ってしまっては手遅れとなる可能性もあるのです。
子どもが著しく成長を始めるといわれている3歳までの発達期に、しっかりと子どもに寄り添ったメンタルケアができるように、成長前に対策をして、子どものより良い人格形成や心理安定のための対応に挑みましょう。
子どもが生まれるということは、「孫」が誕生したという立場になる方々もいらっしゃるかと思います。
子ども心理は、孫が生まれた祖父母となる方々もお父さんお母さんとなる方と同じように、事前に学んでおくべきことでもあるのです。
よくある祖父母の孫との関わりかたの失敗例としてあがるものが、孫が生まれるとついうれしくなり、なんでも与えてしまったり、甘やかしたりしてしまうことです。
これはよく見られる行為ではありますが、甘やかすことでわがままな子どもに育ってしまったり、両親になつかず意見もきかなかったり、わがまま王子、王女が誕生してしまうきっかけとなるので、とても注意が必要です。
祖父母の関わりは、子どもの心理的成長にも大きく影響します。子ども心理を学び、育児に忙しくしているママパパと認識を合わせた寄り添い方ができるようになれば、とても心強い味方となれるでしょう。
子育て中の母親が感じるストレスの一例として、両親、義母からの育児への注意、過度のアドバイスなどがあります。
育児の経験者である祖父母からのアドバイスは何もわからない新米ママ、パパたちにとってはとてもありがたいことではあります。
しかしそのアドバイスという行為が、時に子育て中の両親の精神的負担や、緊張感、子育てに対して神経質になりすぎてしまうきっかけになることもあります。
そういった影響は、両親にとってのみならず、子どもにとっても良い影響を与えません。
神経質となりすぎた両親の異常なまでの心配性により、子どもが挑戦したいことが挑戦できなかったり、精神的に不安定となった両親に子どもの心理が同調し、不安定な精神状態になってしまったり…そういったことも考えられます。
本来義母・母というのは自分の強い味方であり、心強い存在です。
知識や経験を押し付けすぎることなく、子育ての考え方をちゃんと受け入れたうえで、子ども心理の知識と照らし合せながら協力しあって子育て応援ができるとよいですね。
母親は自宅で家事をし、父親は働きに会社に出勤する。そんな姿が定着している日本ですが、最近では父親が育休をとったり、自宅で在宅ワークを行ったりする姿も多数みられるようになりました。
しかし、やはりまだ子どもとより多くの時間が過ごせるのは母親であり、父親は子どもと関わる時間が短い傾向に大きな変化は出ていません。
そんな影響からも、子どもは母親になつき、父親には少し壁を感じてしまったりする子どもが多数います。
また、父親はいざという時、子どもをしっかりと叱るという立場も担っているため、苦手意識を持っていたり、嫌われてしまったりという立場に陥りやすいのも現実です。
子どもが起こす行動に対して、どんな感情を持っていて、なぜそのような行動をとってしまうのか、今この子は何を求めているのか、子ども心理を学ぶことで理解できるようになり、子どもに好かれる父親になる、そういったことも実現します。
本当は父親に甘えたい子もいるかもしれません。いうことを聞かない理由は、考えていることと別のところにあるかもしれません。
子どもが何を考えているのかを理解することで、父親自身の子どもへの接し方も自信のあるものに変わること間違いなしです。
今回ご紹介した通り、子ども心理を知ることでより自身をもって楽しく子育てに臨めるようになります。
子ども心理資格にもいくつかあります。その中でも次の2つの資格をおすすめします。
お腹の中にいる頃から、乳児、幼少期、思春期までの子どもの精神心理や、精神の発達を理解して悩みや問題に対し、カウンセリングを行うまでになれるおすすめの資格です
子どもの精神の発達について学ぶとともに、人格や性格の形成にかかわる知識をもつことができ、子どもの行動やしぐさから悩みや問題を理解し、問題に沿った適切なアドバイスや悩みに対するカウンセリングを行うことができるようになります。学校などで相談員として活動することも可能です