取得がゴールじゃない!

マインドフルネスセラピスト

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マインドフルネスセラピストは、マインドフルネス瞑想の持つ効果や知識、注意すべき点を正しく理解できる資格です。この資格を取得することでマインドフルネスセラピストとなり、他の人々にマインドフルネスの方法を伝えていけるようになります。

当記事では、マインドフルネス瞑想の正しい行い方、およびマインドフルネスセラピストとして大切な、相談者との向き合い方について紹介していきます。

より詳細な内容を知りたい場合は、資格公式サイトも合わせてご確認ください。 

瞑想の種類を分かりやすく実践できるように

瞑想には、さまざまな種類があります。

セラピストとなるためには、これら2つが非常に重要です。

「自身が瞑想の概要を理解すること」

「瞑想の知識や手法を相談者にわかりやすく伝えること

ここでは、以下の内容について詳しく説明していきます。

  • 場所を問わず行える瞑想と、その注意点
  • 瞑想の正しい行い方
  • セラピストとして大切な、相談者との向き合い方

一つずつ見ていきましょう。

場所を問わずできる瞑想の注意点

瞑想というと、目を閉じ、あぐらをかいて行うイメージがあるかもしれません。

もちろんそういったものも瞑想としてあります。

瞑想は座って行うだけのものではない

実のところ瞑想というものは、どんな場所でも行えるものです。

マインドフルネスというのは、今この瞬間に集中すること

つまり、食事をしているときや散歩をしているときにも、その瞬間の行動に集中することでそれはマインドフルネス瞑想の一つとなります。

マインドフルネス瞑想で意識すべき点

瞑想を行う際注意すべきことは、その行動を全身で感じ、他に意識が逸れるようなことは行わないこと。

人間は基本的に、一つのことにしか集中できないとされています。

たとえば食事を見ながらテレビを見ているとき、人間は「食事とテレビ鑑賞を同時に行っている」と思っています。

しかし人間は、一度に一つのことしかできないため、実際の脳は「食事」と「テレビ」の間で忙しく意識が移動し続けています。

これは脳にとって非常に良くない状態であり、こういったマルチタスクは日常的な不安感やストレスを引き起こします。

食事を行う際には、食事によって生じたあらゆる感覚を全身で感じます。

噛むときの口の中の感覚や、咀嚼音、食事の味といったものを注意深く観察します。

散歩の際は、足が地面に着いては離れていく音や感触に集中します。

日常の行動に瞑想を取り入れ、マインドフルネスな状態を常日頃から意識することが大切です。

正しい瞑想と間違った瞑想

瞑想は頭の中を空っぽにし、無になることが重要だと良く聞きます。

しかし、「何も考えてはいけない」と言われてその通り無になることは非常に難しいことです。

「瞑想=無になること」と考えすぎるのはNG

瞑想の際には、考えてはいけないと思えば思うほど、むしろ雑念が浮かんでくるかもしれません。

瞑想に集中するコツとして、「考えをなくす」よりももっと簡単な方法があります。それは、今、自身が感じている感覚に集中することです。

今この瞬間の自身に集中する

瞑想のコツの一つとして、何らかの感覚一つに集中するというものがあります。

最も集中しやすい対象としては、「呼吸」が挙げられます。

呼吸に集中する場合は、「息を鼻から吸って吐くときの、空気が鼻を通る感覚」や「呼吸をしているときのといったものに意識を向けてください。

考え事を全て無くすことを意識するよりも、一つのことに集中する方がずっと楽なはずです。

自分の感覚を評価せず、そのまま受け入れる

自身に意識を集中する方が、無になるよりも行いやすい」と言いました。

しかし、一つのことに意識を向け続けるのも、それはそれで簡単なことではありません

はじめの頃は、「いつの間にか違うことを考えていた」ということが何度もあるはずです。

ここで最も大切なことは、そういった自分を絶対に否定してはいけないという点です。

瞑想は、他のことを考えている状態から今この瞬間の自身に集中している状態切り替える瞬間が最も大切です。

瞑想というのは、過去や未来のことを考えている気持ちを現在に持ってくる、という切り替えを行えるようになるための練習です。

つまり、雑念に気を取られることは全く悪いことではありません。

そこからいかに「今」の自分に戻ってこられるかが大切となります。

雑念にいくら囚われてしまっても、その自分を否定しないよう注意してください。

相談者の状態をしっかりヒアリングすることから

実際にマインドフルネスセラピストとして指導を行なっていく場合は、瞑想自体のノウハウを伝える前に行うべきことがあります。

それは、相手の状態を知ることです。

瞑想は自身の心の内と向き合う行為です。心の乱れは大敵であり、特に初心者の方は悩みや不安によって集中できなくなることが多くあります。

セラピストの方はそういった方に対し、各々が抱える雑念との正しい向き合い方、雑念がある中で瞑想に取り組む方法などについて教える必要があります。

相談者の健康状態や精神面を把握し、それに合った瞑想の方法や考え方を指南することが何よりも重要です。

ここでは、マインドフルネス瞑想で意識すべき点、およびマインドフルネスセラピストとして指導を行っていく上で大事なことを紹介してきました。

下記は、マインドフルネスを学び、人に伝えられる人間となるために覚えておくべき大切なことです。

  • 日常的に行う行動の中でも今この瞬間に集中するということを常に念頭に置き、マインドフルネスな感覚を身につける
  • 瞑想では、今この瞬間に感じている感覚、それ一つに集中することを意識する
  • 雑念が思い浮かんだ自分を否定しない。他のことを考えている自分自身をありのまま受け入れ、その上で現在へゆっくりと感覚を戻していく
  • セラピストとして相談者に向き合う際は、一人一人に真摯に向き合う。その上で見えてくる相談者の心を感じ取り、それぞれにあった瞑想のイメージを提案する

この記事を参考に、マインドフルネスセラピストの取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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