タイ古式資格を取得することで、人体の仕組みや食事法、体内をめぐる気の流れなどのタイ古式に関する基本的な知識が身に付けられ、自宅やスクールでタイ古式のセラピストとして活躍できるようになります。
タイ古式マッサージは日本でも社会人を中心に人気が高まっており、専門店も数多くみかけるようになりました。
この記事ではタイ古式資格について解説していきます。
タイ古式マッサージは約2500年前にインドからタイに伝わったタイの伝統療法です。
体内をめぐる「セン」という気の流れにそって頭からつま先まで全身の筋肉をくまなく揉みほぐした後にストレッチしていきます。
その歴史からヨガの流れも汲んでおり、両者の共通点として以下の点が挙げられます。
タイ古式はヨガと組み合わせることで、相乗効果が期待できるでしょう。
タイ古式の施術はアロマや暖色系の照明などを使用した部屋で行います。
それはタイ古式に必要な条件を整えます。
このような空間では、副交感神経が優位になって深くリラックスできるので、心身のストレス解消が見込めるのです。
タイ古式を受けている間の脳はアルファー波に満たされ、瞑想に近い状態になることもあります。
結果として精神が安定し、心がふわっと軽くなるのを感じられます。
まずタイ古式では手足やヒジやヒザなどを使い、ゆったりしたリズムで全身の筋肉をゆるめていきます。
それによって血行が促進され、自律神経のバランスが整うことで免疫力が上がり、心身の健康度も高まる効果があるといわれています。
筋肉がほぐれたら、施術する人と受ける人が協力して様々な姿勢を取りストレッチやゆがみの矯正をします。
じっくりと施術を行うので痛みが少なく眠ってしまう人も多いです。
タイ古式は「2人でするヨガ」とも呼ばれます。
その理由は施術する人と受ける人双方に、美容や健康面でメリットがあるからです。
代表的な効果は以下のようなものです。
一般的な指圧やマッサージはピンポイントで強く刺激をするため、筋肉が元に戻ろうとする力も強く出るようになります。
その結果施術後に、だるさや痛みなど、いわゆる「もみ返し」が起こりがちです。
タイ古式の場合はムリをせず1~2時間かけて全身の筋肉を刺激します。
そのため筋肉が元の状態に戻る力もゆっくり(一般的には3週間ほど)になり「もみ返し」が起きにくくなります。
また、繰り返しタイ古式の施術を受けることで柔軟性が上がって、老廃物が排出され、疲れづらい体に変わっていくことも見込めるのです。
タイ古式資格だけでも自宅やサロンで施術を行うことは可能。
さらに関連する資格と合わせることでお客様の信頼度UPや効果的な施術・アドバイスにつなげられるのです。
整体資格で施術の幅を広げられる
「整体」自体には特段資格は必須ではありませんが、お客様の体に触れて骨格のゆがみを矯正し不調を改善させる仕事なので、解剖学や生理学の知識は持っておく必要があります。
「柔道整復師」や「按摩マッサージ指圧師」、「鍼灸師」といった資格も得られると、有資格者のみができる専門的な施術の提供も可能です。
リラクゼーションをメインとするタイ古式と組み合わせるという選択肢も増やせるのです。
タイ古式の効果を高めるためには施術以外のケアもポイント。
たとえば、自宅でおふろ上がりなどにストレッチを取り入れながら、繰り返しタイ古式の施術を受けることで体の変化を実感出来るようになります。
そうした自宅でのケアをアドバイスする際にも整体の資格で得た知識を絡めて活かせるのです。
お客様にとっても専門知識を持つ人からの言葉は、信頼度がぐんと増すでしょう。
現代人は日々仕事や学校、家事に忙しく、自分で思っている以上のストレスを抱えています。
自力でストレス解消をしたり、ケアをじっくりしたりするというのはなかなか難しいもの。
タイ古式の施術では、深いリラックスや精神統一など、心に影響する効果も得られます。
日々のストレスで不安やイライラを感じている人へ施術を施すことで、役立てられるのです。
また、固まった体をゆっくりと時間をかけてほぐし、ストレッチやゆがみを矯正することで頭痛や肩こり、腰痛といったカラダのちょっとした不調も和らげるサポートも兼ねています。
毎日頑張っている人に、癒しをプレゼントできるのもタイ古式の魅力です!
そんな魅力あふれるタイ古式資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
タイ古式整体ボディセラピーの施術だけでなく、関連する知識も体系的に身につけられる
タイ古式の施術の方法にとどまらず、実際に開業した際の接客時のノウハウなども習得できる