心理カウンセラーはストレス社会と言われる昨今で、重宝される職業です。心理カウンセラーは資格によってスクールカウンセラー、企業内、病院や介護施設など活かせる場所が異なる場合があります。
今回は心理カウンセラーで求められること、心理カウンセラー資格について説明していきます。
資格について解説するまえに、心理カウンセラーについての解説から見ていきたいと思います。
人間関係や仕事のことなど、様々な悩みを持つ人の話を聞いて悩みが解決できるようにサポートをおこなう職業を指します。
心理カウンセラーの活躍場所は多岐にわたります。
昨今ではいじめや不登校など、学校内での問題が多発しています。
複雑な環境のなかにある子供たちの心のケアサポートをするスクールカウンセラーが、近年では各学校に配属。
児童や生徒だけでなく、保護者の悩みにも耳を傾けて問題解決の手助けをすることもあります。
会社内では人間関係や仕事の悩みなどからカウンセリングを求める従業員がたくさんいます。
心理カウンセラーは定期的なカウンセリングを設けて、悩みを聞くことで解決できるように助言をおこないます。
一人一人の悩みを減らしていくことで、会社の生産性や離職率の低下など、職場環境を改善する効果も同時に期待されます。
医療機関では臨床心理士や医師だけでは難しい部分を心理カウンセラーが補い、十分な心のケアをおこないます。
患者やその家族のケアのイメージが強いですが、仕事で悩む医療従事者のケアにも携わります。
傾聴はただ話を聞くだけではなく、話を聞くという積極的な姿勢が大事。
傾聴にはロジャーズの3原則としてカウンセリングのベースとなっています。
傾聴は自分の意見を押し付けたり、批判をせず、相手の話に耳を傾け共感を示します。
共感は話し手が安心するだけでなく、共感してもらえた喜びも抱き、悩みの解決へと導きます。
傾聴で相談者の悩みを聞いたあと、ヒアリングでより詳しく悩みを聞き出し、解決へと導きます。
ヒアリングはただ話を聞くだけでなく、カウンセラーが質問をして、相談者の奥になる情報を引き出すことが大切です。
情報を引っ張り出すことにより、気がつかなかった思いを知り、自分の気持ちを整理できることになります。
心理カウンセラーでは傾聴とヒアリングを組み合わせておこない、相談者の深い気持ちを知ることができて的確な援助をします。
専門用語など難しい言葉で話しても、相談者の胸には響きません。
「あなたはとても悲しいのですね。」「いまは辛い気持ちなのですね。」など、相談者にわかりやすく表現することが大切です。
相談師が語った言葉をわかりやすく砕いて伝えることで、相談者自身もその話をより深く理解できるのです。
またカウンセラーが上手に読み取ってもらえてうれしい、安心して相談者との関係性が密になり、より細かな情報を聞き出せる可能性があります。
心理カウンセラーはただ話を聞くだけが仕事ではありません。
相談者の話から自分自身ではなく、カウンセリングな立場から心の持ち方や考え方を提案します。
しかし提案は強制ではないため、「こうしましょう」という言い方は避けましょう。
あくまでも提案の決定権は相談者にあります。
カウンセラーはアドバイスとして相談者に伝えることが大切です。
強制的な助言は相談者が自分で考えず、カウンセラーの言葉だけで行動する場合があり、根本的な解決につながりません。
心理カウンセラーは絶対に資格が必要というわけではありません。
しかし相談者が安心してカウンセリングができる、信頼できる、相談者に寄り添ったアドバイスをするためにも、心理カウンセラー資格は取得しておきたいものです。
悩みを抱えている人の手助けだけでなく、家族や友人など日常生活でも心理カウンセラーは役に立ちます。
興味がある人は心理カウンセラー資格に挑戦してみてください。
心理カウンセラー資格では以下の資格がおすすめです。
メンタル士心理カウンセラー®は、ストレスを抱えている人や職場の人間関係に悩んでいる人の話を聞いて問題解決へと導きます。職場での悩みだけでなく、個人の悩みの対応もおこないます。
企業でのカウンセラー以外にもカルチャースクールなどの講師として活躍することも可能です。
メンタル心理インストラクターは、悩みのある人のカウンセリングをして、精神的なサポートをおこないつつ問題解決へのアドバイスをします。
相談者に寄り添い、ストレスなどの悩みを減らすことが重要。
相談者の悩みは人間関係、仕事、恋愛、家族など様々ありメンタル心理インストラクターは幅広いメンタル心理の知識が求められます。