ホロスコープ鑑定士資格とは、ホロスコープを作成し、その結果から運勢を分析する手法について学べる資格です。資格を取得することで、相談者の運勢や人との相性を読み取れるようになります。
以前は「ホロスコープインストラクター」と呼ばれていましたが、現在の名称は「ホロスコープ鑑定士」となっています。なお、合格の基準や学習範囲には影響ありません。
ここでは主に、ホロスコープを用いた占星術を行う上で大切なこと、およびその技術を伝えていく中で大切な心得について紹介していきます。
より詳細な内容を知りたい場合は、資格公式サイトも合わせてご確認ください。
ホロスコープとは、占星術を行う際に使用する道具のことです。
ある瞬間における天体の配置を割り出すことで、今後の運命や運勢が分かります。
ここではホロスコープ鑑定士資格に焦点を当て、主に下記の項目について詳しく紹介していきます。
一つずつ順に見ていきます。
ホロスコープを使用した占星術では、非常にさまざまな事柄が読み解けるようになっています。
占星術の一種として、世間でも有名な12星座占いがありますが、占星術全体ではそれよりももっと多くの内容が占えるのです。
それぞれが持つ運命、特定の人との相性、その人自身の長けている点など、惑星の位置から多くの事柄を分析できるのもホロスコープの特徴です。
しかし、占いに訪れる方々は大抵特定の悩みを持っていることが多いです。
そういった場合には、よりその悩みに特化した分析を行っていく必要があります。
占星術では一つの事柄に対し、複数の手法を用いて多角的な面から占っていける力もあります。
そこが難しいところでもあり、興味深いとされる点でもあります。
人によって、持つ悩みは多様他種です。
西洋占星術の強みを生かし、どんな悩みを受けても奥深く掘り下げ解決できるスキルが必要です。
また、そのために応用の効く幅広い占星術のノウハウを持っておくことも大切です。
占い師として大切なことは、会話において聞き上手であることです。
人は悩み相談をする時、アドバイスよりも共感を求めていると言われています。
誰かに話し、共感してもらえるとそれだけで気が楽になる生き物なのです。
そのため聞き上手な人というのは、占いだけでなくコミュニケーション全般において非常に重宝されます。
もちろん、占い師は相手の話を聞いているだけでは成立しません。アドバイスすることも必要です。
しかし、ホロスコープの結果から分かったことを一方的に話し続けたり、相手が聞きたいと思っていない部分も一から十まで話したりしてしまうと相談者も困惑してしまいます。
相談者の悩みを聞く中で、「この人は何について知りたいのか」を察知できる「傾聴」としてのコミュニケーション能力も大切になってきます。
占いを行う際には、常に相談者の話へ真摯に耳を傾けましょう。
そうすることによって占うべきことがはっきりと理解できるほか、相談者も「この人は自分の話すことをよく聞いてくれる」と感じ、安心感や信頼感を持って接してくれるようになります。
相談者が占い師を信頼することで、より占いの結果に納得がいくようになり、悩みの解決へと歩みを進められるのです。
占い師として大切なことは、占いの腕だけではありません。相手との信頼を築くことを忘れず、常に聞き上手であることを意識するようにしましょう。
プロとして講座を行う際大切なことは、「生徒に対しホロスコープにはさまざまな解釈があることを伝える」ということです。
一般的には、ソフトアスペクトが結果に多く現れると「良い結果」、ハードアスペクトが多いと「悪い結果」とされます。
しかし、この考え方は少し古いものとなります。
なぜなら、ホロスコープの結果に本来良し悪しはないためです。
「ハードアスペクトは相談者の持つ伸びしろである、ハードアスペクトがあるからこそ人は成長できる」という解釈や、そもそもハードアスペクトは不吉な結果ではないとする解釈もあります。
つまり、ホロスコープの解釈は人それぞれであって良いということです。
12星座占いはさまざまな媒体で使用されています。しかし二つの占いの結果を見てみると、同じ日の占いにもかかわらず、違った結果となっていることがあります。
これはなぜかというと、一つのホロスコープでも占い師によって解釈が大きく異なってくるからです。
ホロスコープ鑑定士資格の内容を生徒に指南する際は、そういった解釈の自由性についても伝える必要があります。
一般的に言われている解釈に忠実になりすぎると、ネガティブな結果が出た際過剰に自分や相談者を落ち込ませてしまうことになるためです。
柔軟性を持った占星術士になることで、より多くの相談者を良い方向へ導ける占い師となるはずです。
ここでは、ホロスコープ鑑定士資格を取得する上で知っておくべきことを紹介してきました。
資格を取得し仕事に活かしていく上では、下記の項目を念頭に置いておくことが大切となります。
この記事を参考に、ホロスコープ鑑定士資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。