カラーセラピーとは、色が持っている効果を使って行う心理的療法です。この記事では、カラーセラピー資格取得で身につけられる学習内容を少し詳しくまとめています。
より詳細な内容は資格公式サイトをご確認ください。
私達には、元々自然治癒力が備わっていて、知らず知らずのうちに自分を癒すためにあえてその色を選ぶといった行動をしています。
そのような色と心理の関係について専門的な知識が得られるのがカラーセラピー資格です。
カラーセラピー資格で学べることは、大きく分けて下記の3つの項目です。
1つ1つ詳しくみていきます。
色には、それぞれの人によって感じ方が違います。
また同じ人でも、その時の気持ちによっても色の感じが変わってくるのです。
カラーセラピーでは、その違いを使って、専門的な知識とスキルによって心理的にアプローチしていきます。
それでは、色にはどんな意味があるのでしょうか。
それぞれの色の意味をまとめます。
色 | 意味 |
赤 | やる気・勝利・パワー |
オレンジ | 友好・活力・陽気さ |
黄 | 自分らしさ・無邪気さ・明るさ |
緑 | 調和・平穏・リラックス |
ターコイズ | 浄化・リフレッシュ・知性 |
青 | 誠実さ・冷静さ・静寂 |
インディゴ | 直感・思慮深さ・静寂 |
ピンク | 愛・美しさ・優美さ |
バイオレット | 高貴さ・洞察力・想像力 |
白 | 清潔さ・祈り・安全性 |
色によって温度の感じ方も違ってきます。
色には、「暖色系」と「寒色系」「中性色」があります。
ある実験で、同じ温度の水に色をつけた実験をしたところ、赤をつけた水が温かいと答える人が多かったという結果になりました。
このように、人は色によって、温度を感じるものなのです。
暖色系 | 温かさを感じさせる色 | 赤・オレンジ・黄 | 色の面積が大きいとより実感する | 体感温度が3度上昇 |
中性色 | 暖色系でも寒色系でもどっちでもない | 紫・緑・マゼンダ・ピンク | – | – |
寒色系 | 冷たさを感じさせる色 | 紺・青 | 色の面積が大きいとより実感する | 体感温度が3度下降 |
色は可視光線という電磁波の1種類で、人間の脳の視床下部や扁桃体 、海馬といった部分にも影響を与えます。
その場所というのは、本能的な欲求や感情、自律神経を調整する役割を担っているため、色が人間の心や体に影響を与えると考えられています。
自律神経は、循環器、呼吸器、消化器の働きを調整する神経です。
交感神経と副交感神経がバランスよく切り替わることで、私達は健康的に生活しています。
交感神経と副交感神経は、色の影響を受ける部分でもあります。
暖色系 | 赤やオレンジ | 交換神経を活発にさせる 脈拍を上昇させる 体温をあげる |
寒色系 | 青や紫 | 副交感神経を活発にする 気分を落ち着かせる |
カラーセラピーでは、自分の心を色で例えることで自分の心の状態を把握します。
色は心を映す鏡ともいわれていて、簡単に今の自分の心理状態を客観的表してくれます。
自分の心を表す色は何色なのかで、前向きな意味と後ろ向きな意味それぞれを確認していきましょう。
色 | 前向きな意味 | 後ろ向きな意味 |
赤 | 生命力が溢れてやる気がみなぎっている 行動的で前向きな気持ち 新しいことにチャレンジしたい意欲の表れ | 怒りや攻撃的な気持ち |
オレンジ | 向上心があり陽気で社交的な気持ち 人間関係が充実していて満足 | 目立ちたい気持ちや認められたい気持ちが多い 虚栄心が強くでている |
黄 | 明るく元気 好奇心旺盛で楽観的に考えられる | 孤独感を感じ弱みを見せたくない気持ち 優柔不断で幼稚な部分を隠している |
緑 | 心理的に安定 お金の面でも安心感が強い 自然体でいられて期待に応えたい気持ちがある | 不信感を持っているので疲れている 完璧にしたい気持ちが強く現実と理想とのギャップに苦しんでいる 充実感が欲しい |
青 | 精神的な落ち着きを表す 感情を上手にコントロールできる | 孤独感が強く自分の言いたいことを我慢している |
紫 | 感受性が豊かで直感が鋭い 自分の世界にはいりがち | 不安や悩みがある 自虐的で非現実的なものに囚われてしまいがち 情緒不安定 |
ピンク | 幸福感が強く気配りができる 美容や健康に気を配りたい | 依存心が高く、甘えたい強い欲求がある 現実逃避したい気持ちの表れ |
茶 | 情緒が落ち着いている 周囲にもよく見られている 自分の感情を上手くコントロールできている | 自分の表現することを避けて、本心を隠している状態 |
白 | 素直で明るい気持ち 高い理想を求めている | むなしさや、やっても、やっても結果にでない気持ち 自信が揺らいでいて、考えたくない諦めたい気持ち |
黒 | 一生懸命何かに打ち込んでいる 自分の強く見せたい 気持ちが引き締まっている | 頑固で自分の考えを頑なに変えられない 弱い自分を隠しつつも辛い現実から抜け出したい気持ち |
カラーセラピー資格は、仕事でも私生活でも役立つ資格です。
あなたもカラーセラピー資格を使い、色で人々や自分を癒してみませんか?