ドッグトレーナーは、ペットとして飼われている「家庭犬」に対し、散歩やトイレ、お留守番など、人間と生活していくのに必要なマナーを教えていきます。
ドッグトレーナー資格は、ペットとして人気の高い犬に、基本的なマナーを教え、人と楽しく暮らしていける様にサポートできるとして人気のある資格です。
ドッグトレーナーになるために、必ず必要な資格はありません。
しかし、犬の知識やトレーニングスキルがなければ仕事として成り立たない為、トレーナーは専門知識を学び、民間の資格を取得することによって、実務に備えるべきでしょう。
「犬の訓練士」と「ドッグトレーナー」の違い
犬の訓練士 |
「盲導犬」「聴導犬」などの補助犬や、「警察犬」「災害救助犬」など使役犬と言われる犬を訓練する |
ドッグトレーナー |
ペットとして飼われる「家庭犬」の人と暮らす為のしつけを教える |
ドッグトレーナーになるには
ドッグトレーナーとして働いている人の多くが、専門学校に通ったり、通信教育で学び民間資格を取得したりして技術を身に付けます。
また、犬の訓練士になる為には、警察犬、麻薬探知犬の場合、公務員試験に合格し、警察官や税関職員になる必要があります。
ドッグトレーナーの就職先
一般的な家庭に犬を迎え入れる場合、家の中で困らない様に、また近隣とのトラブルを起こさないようマナーを教えていく必要があります。
純血種の犬の場合、人間と共生する為都合のよい様に、品種改良されてきました。
犬の生態について学ぶ事は、トレーニングに欠かせません。また、犬の性格は犬種の行動特性に加え、両親からの遺伝や育て方、幼少期の生活環境などに左右されます。
周囲からの影響は子犬期が一番強く、やがて弱まっていきます。犬の性格は飼い主に似るといわれる程です。飼い主とのライフスタイルによって大きく変化していきます。
犬と人間が共生し始めたのは、約1万5千年前です。
人間によって、タイリクオオカミ種が家畜化されることで、イエイヌが誕生しました。イエイヌというのは犬の事です。家畜化された生き物の中では最も古い歴史を持っています。
狩猟などの為に人の手で飼いならされ、古代エジプトでは、死を司る神聖な存在ともなりました。
やがて更に人と関わるようになると、狩猟だけではなく、牧羊犬や護衛犬、そしてペットとしての愛玩犬が現れはじめます。
18~19世紀頃になると、多種多様な犬種が生まれ、ドッグショーも開催されます。そして、犬種を登録する団体も作られます。
この様に、犬には長い歴史があるのです。
JKC(ジャパンケンネルクラブ)の公認犬種だけでも、300種類以上あります。
非公認も含めると、700~800種類あるとも言われています。
生態を把握し、トレーニングする事でコントロールできる様になります。
その為には、飼い主自らが方法を教わり、日常的に犬に教え、コミュニケーションをとっていく事が重要です。
ドッグトレーニング資格を取得すると、自宅やカルチャーセンターなどで講師として活動できるようになります。
しつけ教室などその内容は多岐に渡ります。
ドッグトレーニング資格としては、次の二つの資格がおすすめです。
家庭犬のしつけについての基礎的な知識、トレーニングの手順などを学び、講師としても活動できるおすすめの資格です。
家庭でのしつけ方法や、動物病院、ドッグランなど公共の場所でのマナーなどをインストラクターとして指導できます