東洋占星術士資格は、九星の象意に関する知識を一通り身につけ、九星気学をはじめとする東洋の占星術に関する知識を持つ人に与えられる資格となります。
当記事では、東洋占星術資格についてまとめています。
より詳細なことを知りたい方は、公式サイトも合わせてご覧ください。
東洋占星術士資格で学ぶことの概要を見ていきましょう。
九星定位置の名称、呼び方とそれぞれの九星(一白水星、ニ黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星)に関する知識です。
紀元前の中国で発祥した思想です。万物は陰と陽に分かれ、それらは対立する性質を持った気が関係しあうことで成り立っていると考えます。
例えば、剛・男・動・日・天・春・夏は陽に分類されます。
柔・女・静・月・地・秋・冬は陰に分類されます。これは単純に陰だから悪、陽だから善というわけではありません。
水・火・木・金・土の5つ元素のことです。
この順番で生成されたとされていて、陰の中の特に冷たい部分が水を、その残りが金を生み出し、陽の中の特に熱い部分が火を、その残りが風となって木を、余った4つの気が合わさって土を生んだとされています。
十干はその名の通り10種類の要素から成り立ちます。
甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸です。
十二支は12種類の要素からなり立ちます。こちらは生活に密着しているのでよくご存知でしょう。
子・丑、寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥です。
古代中国から伝わる易における8つの基本図象のことです。
乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤です。
この中の2種を組み合わせてできたのが六十四卦です。
東洋占星術はスピリチュアルではなく、れっきとした周期学、暦に基づいた理論、数学によって導き出される結果です。
少し難しいように思いますが、どんな方でもしっかりと学ぶことによって、身につけられる資格です。
東洋占星術では、未来はすでに決まっていると考えます。
干支は未来に起こることを示す羅針盤のようなものであり、未来を知る術のない人間は、干支を用いてこの先自分の身に起こる未来の出来事を知ることによって、それに備えようとするのです。
既に決まっている未来は変えられませんが、東洋占星術を用いて事前に起こる現象がわかることで、それを回避することは可能です。
例えば、これから雨が降ることが予想できるとしたら、人間の力で天気を晴れには変えられませんが、雨に濡れないように傘を持って出かけること、もしくはそもそも出かけないことはできる。という考えに似ています。
東洋占星術では、まずは天意を全て受け入れて、それに備え、乗り越え、良い方向へ進むために何をすべきか考え、行動に移すことこそが幸せを得る秘訣だと考えます。
物件を購入することは、誰の人生にとっても、一生に一度あるかないかの大きな決断のときです。
その大事な時に東洋占星術の知識を活用できるのです。
東洋占星術で扱う、干支は陰陽五行に基づいています。
陰陽五行では、宇宙のあらゆるものは5種類の元素「火・水・木・金・土」に分類され、さらに「陰・陽」に分かれると考えます。
そしてこれらは独自の性質を持っていて、お互いに影響し合います。
十支と十二支の組み合わせによって、お互いを高めあったり、打ち消しあったりするので、この関係性は重要な意味を持ちます。
そのため、これらの組み合わせ、関係性を暦の上で年・月・日に当てはめて占うことで、いつどの方位に物件を買うと良いのかを導き出せるのです。
東洋占星術に関する本はたくさんあります。
九星盤、九星吉方位表、九星月命表、などたくさんの盤や表を読み取れるようになると、より深く占えるようになり、十干十二支と暦などから生年月日と合わせて命盤を作成するためにさまざまな知識が必要です。
そのための専門書を、より深い知識を持って読めるようになります。
東洋占星術は、学ぶべきものが多く、とても深いので、独学での習得は難しいものがあります。
しかしそれは言い換えると、それだけ本格的な学術ということです。学んでいくうちに、素晴らしいスキルが身につきます。
占いという言葉は使いますが、実際はさまざまな数字的観念から理論的、客観的に事柄を見ていくので、ズバッと当てられる気持ちよさも魅力のひとつです。
また、占う人によって差が出るということはあまりありません。しっかりと資格を持ち、吉凶を学んだ人の見方は、同じ理論の上で見ているので間違いが少ないでしょう。
多少、流派による違いは見られますが、もともと自然の理論に基づいた考え方が根本にあるので、大きく外れることはありません。
人間の本来の生き方、人生観を大事にするため、占いという要素より、人間学の要素の方が強いかもしれません。
東洋占星術資格を取得して、今後の人生をよりよくしてはいかがでしょうか。