手のひらには、その人の才能や性格、健康状態、将来などの情報が示されています。手相資格は、それらの情報を読み解く知識と技術を有していることを証明する資格です。
当記事では手相資格で学べる内容と魅力について解説していきます。
より詳細な内容を知りたい方は、資格公式サイトをご確認ください。
手相は占いの一種ですが、通常の占いとは異なり、掌に刻まれた皺や線、肉付きの具合等を観察し、それがその人の性格や運命等に関する情報を示していると解釈します。
即ち、占う側の主観ではなく、客観的に見た、占う対象の手の相に現れる現在の生き方や性格を示唆するという特徴があります。
つまり、手相鑑定を仕事にする際はもちろん、趣味で身近な人の手相を見る際にも、曖昧な知識や自分の主観でアドバイスをしてしまうと、その人の運命を間違った方向へ導いてしまう可能性があるのです。
手相関連の職に就きたいとお考えの方も、趣味で手相を学びたい方も、手相資格の取得は手相を見るうえで必要となる知識が網羅的に習得できるようになっており、その証明となります。
手相関連の代表的な資格に、日本占い師協会(JFTA)が主催している「手相鑑定士資格」と日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が主催している「パームリーディングアドバイザー」があります。
以下が両試験の試験概要です。
受験資格 | 特になし |
受験料 | 10,000円(税込み) |
受験申請 | インターネットからの申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価が必要 |
資格取得後、その資格をどのように活用できるのかについて、以下の順番で見ていきます。
手相芸人がいたり、テレビで手相占いの番組があったりと、ポピュラーでエンターテインメント性の高い手相占いは、コミュニケーションの手段として、以下のような場面で役立てられます。
また「手相資格」は、手相の知識を有していることを客観的に証明できるので、箔がついて一目置かれる存在になれます。
手相占いは、友人から恋愛や、人間関係の悩み、将来のことについて、人生相談を受けた時に、現状を鑑定するのに用いられます。
しかし、言わなくてよいことや、現在の手相に現れている「良くない相」をありのままに伝え、相手を不幸にしてしまうのは良い占いとは言えません。
手相は、あくまでも現在の状況、そしてその延長線上にある未来を表すものです。
そこで、今表れている良くない相の原因を探り、相談者の話に耳を傾けて、アドバイスをする能力も必要となってきます。
手相資格では、相談に耳を傾け、適切なアドバイスができる占い師としての素質についても学ぶので、知識習得だけではなく、実際に誰かの手相を見て鑑定する際にも有用です。
手相占いを仕事にする場合は、手相と他数種類の要素を掛け合わせて占うことが大切です。現在活躍している占い師も、手相、風水、タロットカード、四柱推命など、様々な要素を取り入れた占いを行っています。
占いを受けたいと希望する人は、「占ってもらうこと」ではなく、「問題を解決したい」「相談したことについてのアドバイスが欲しい」と思っています。
そこで、手相のように1つの面からのアプローチではなく、西洋のタロットカードや東洋の四柱推命など異なるエッセンスの知識を用いて、多面的に見た問題解決方法やアドバイスが求められます。
「手相鑑定士資格」は、中国の易学の中で手相に重点を置いた内容を、「パームリーディング(Palm Reading)アドバイザー」は西洋における手相学の内容を学ぶ資格です。
東西の両方で認知されている手相資格は、他のどの占いとも相性が良いと言えるでしょう。
手相資格の取得後、資格が活かせる職業は以下のようなものが挙げられます。
知識やスキルの売り買いを個人でできるインターネット上のサービスで、お家にいながら電話やオンライン上での占いサービスや、占い師として開業し、自室の一室を使って集客をする方法です。
手相を学びたい人の需要が増えていることから、手相関連の知識を使って、資格取得後は教える側の「手相の先生」を志す道もあります。
手相の講師として活動し講座を開く際、資格を取得しておくことは、スキルの証明になるので、かなり重要です。
それに加え、カルチャースクールやオンライン上で講座を開く人は年々増えているため、確かな技術と知識の豊富さ、実績を積み、他の講師との差別化が必要となってきます。
手相資格の講座を開く一般的なステップは、以下のとおりです。
趣味として手相の知識を深めたい方にも、占い師として独立開業を目指す方にも、手相関連の資格は大いに役立つことがお分かりいただけたのではないでしょうか。
手相関連の知識に興味を持たれた方は、是非資格の公式ホームページをご確認ください。
単なる知識にとどまらず、実際に人の手相を占える実践的なスキルが得られる
海外と日本の手相の特徴の比較に及ぶため、より手相に関する深い見識がえられる