手相鑑定士資格は、手相の知識と実際に人の手相を占える実践的なスキルを身に着けた方に贈られる資格です。身近な人の悩み解決や占い師活動のための基礎スキルを得るためにおすすめの資格となっています。
より詳細な内容を知りたい方は、資格公式サイトをご確認ください。
手相芸人が出演するバラエティ番組や、ファッション雑誌の手相占い特集で頻繁に目にする機会があるように、手相占いは流行り廃りのない大衆的な占いです。
手相関連の本や手相占い師のYouTube動画など、様々な媒体から独学で手相を学ぶ人は増えていますが、「手相鑑定士」の資格を持つ方は希少です。
手相鑑定士資格を学ぶ時の心得の前に、手相鑑定士資格の概要に少しだけ触れておきます。
手相鑑定士資格概要
資格名 | 手相鑑定士 |
主催団体 | 日本占い師協会(JFTA) |
受験資格 | 特になし |
受験料 | 10,000円(税込み) |
受験申請 | インターネットからの申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価が必要 |
手相鑑定士資格が向いている人
手相鑑定士資格で学ぶ内容
それではここからは、手相鑑定士資格を学ぶ上で心得ておくべきことを以下の3点に絞って見ていきます。
「生命線が長ければ、長生きする」
「感情線と知能線の間に十字がある人は強運の持ち主」
このように、手相占いでは「線」が注目されがちです。
しかし手相鑑定では、掌の肉付きの具合、掌の盛り上がっている部分の「丘」、手の形、指の長さや、爪の形など、線だけでなく、手のひら全体を見て判断しなければなりません。
自然界に目を向けると、丘が高く盛り上がっていたら、それに比例して谷は深くなります。手相も同じで、掌の線と線の間の肉付きが厚ければ線が濃く刻まれています。
手相鑑定では、運命を判断する際、この「丘」が表す意味を重要視しています。
「丘」は、太陽系の7つの星(水星、金星、火星、木星、土星、月、太陽)の名前がついており、星占いとも関係が深い要素です。
手相占いでは手の形も性格を表す重要な診断ポイントと考えられています。例えば、掌全体が四角く指が短めの手の持ち主は、勤勉で意志が強い。
掌が丸みを帯びていて、指が先端に向かって細くなっている手の持ち主は、社交的で芸術家肌と言われています。
手相占いでは、指の長さにも注目します。掌と比べた時の中指の長さで、全体的に指が長いのかを判断し、人差し指と薬指の長さの違いなどを鑑定して、その人の資質や性格を占います。
人差し指が薬指よりも長い人は、「女性的な感性の持ち主」で、理屈より感情を重視する、きめ細やかな気遣いができるタイプ。
逆は「男性的な感性の持ち主」で、論理的思考に長けているという特徴があります。
このように、手相占いをする際は、運命線や生命線といった代表的な手のひらの線だけでなく、手全体の網羅的な知識習得が不可欠です。
一本一本の指紋が違うように、左右の掌をじっと見くらべると、線の長さや形、指の長さも異なっていることがわかります。
左右の違いに関しては諸説ありますが、一般的に右手は「後天的な運勢や現在の状態」、左手は「先天的な運勢や才能」が現れていると言われています。
右手は左脳の影響を受けるため、論理的思考やこれまでの行動パターンが出やすい面があり、左手は右脳の影響を受けるため、感性や潜在意識が出やすいと考えられています。
ここで重要なのは、占う際はどちらか片方の手だけで判断するのではなく、両方の手を見て総合的に判断することです。
その方の、まだ十分に活かしきれていない潜在的な可能性を読み解くために左右の手相の違いをじっくり観察し、鑑定することが大切です。
手相鑑定士資格の取得後、資格が活かせる職業は以下のようなものが挙げられます。
手相占いは、1対1で行う占いなので、比較的小さめのスペースで占いができます。一昔までは、人通りの多い場所を借りて占い師として開業するのが一般的でした。
現在は、知識やスキルの売り買いを個人でできるインターネット上のサービスで、副業としてお家にいながら電話やオンライン上で占いをする人も増えています。
手相鑑定士の資格と知識を使って、手相を学びたい人に手相を教える「手相の先生」を志す道もあります。
手相の講師として活動し講座を開く際、資格を取得しておくことは、スキルの証明になるので重要です。
それに加え、近年はオンライン上で講座を開く人が増えているため、確かな技術と知識の豊富さ、実績を積み、他の講師との差別化が必要となってきます。
手相鑑定士資格の講座を開く上で心得ておくべきステップは以下のことが挙げられます。
手相鑑定を趣味でしたい方も、占い師として独立開業を目指す方も、講師として講座を開催し、手相鑑定士の育成を目指す方も、「手相鑑定士資格」は取っておいて損はない資格と言えます。
手相鑑定士資格の詳細を知りたい方は、是非資格の公式ホームページをご確認ください。