トリマー開業インストラクター資格は、トリミングに関する知識や、トリマーを開業する為の知識を習得している事の証明となる資格です。当記事では、トリマー開業インストラクター資格の学習内容を掘り下げて紹介していきます。
より詳細な内容を知りたい方は、是非資格公式サイトもご覧下さい。
トリマーの仕事と資格について見ていきます。
トリミングの資格を取得している場合や、トリマーとして充分な技術を身に付けている時、就職先はいくつかあります。
ショップやサロンで経験を積み、開業をする場合が多いです。
ショップ開店の1時間前には出勤
↓
犬舎の清掃
↓
犬達の散歩、食事
↓
店内清掃
↓
開店
↓
トリミング開始
↓
閉店作業
↓
宿泊する犬のお世話
この様に、1日中業務があり、更に接客サービスもこなしていく必要があります。
犬のトリミングにかかる時間は、1頭辺り1時間~3時間です。犬種やトリミング内容によって変わってきます。
小型犬の場合、シャンプーのみで1時間、トリミングコースで2時間弱かかります。
大型犬の場合、シャンプーのみで1時間半、トリミングコースで3時間弱かかる場合もあります。
トリマー1人が担当できるのは、1日に最大で5頭が限界です。
ほとんどのショップやサロンは、予約制にしており、トリミング時間を考えて予約を入れていきます。
資格取得したら、自分のトリミングサロンを持ちたいというのは大きな夢ですよね。
それを実現させるために必要なことを見ていきます。
インターネット時代において、サロンのホームページを作成する事はとても有益です。
ホームページ作成によって、より広い範囲から顧客を獲得できるうえに、幅広く宣伝できます。
更にオンライン予約できると、予約がスムーズに行えますし、携帯電話からもどこでも予約が可能となります。
また、オンラインでペットの相談などを受け付ける事もできます。
例えば、オンラインでドッグトレーナーによるしつけ相談、またトリマーによるお手入れ相談、など、直接店舗を訪れなくても、顧客のニーズに応える事ができるのです。
開業を成功させる為には、常に新しい情報を取り入れて、考えていく事も重要となってきます。
トリマー開業インストラクター資格を取得すると、自宅やカルチャーセンターなどで講師活動ができます。
トリマーは激務と言われています。1日中の立ち仕事となり、犬の体を支える為、力仕事も必須です。
特に多いとされる職業病は、腰痛、腱鞘炎、手荒れです。
腰痛の原因→長時間の立ち仕事、同じ姿勢での作業、犬を運ぶ等の力仕事
【対策】姿勢改善、運動をして筋力のアップ
腱鞘炎の原因→ドライヤーや、ブラッシング、カットとの為のハサミ、など長時間同じ手で持ち、同じ作業を繰り返す
【対策】技術力の向上による、負担軽減
手荒れの原因→シャンプー剤の刺激や乾燥
【対策】手袋を装着、作業後に保湿する
どの職業も良い面ばかりではありません。
デメリット部分も見た上で、自分に向いているかを考えることも重要です。
トリミング中に指を嚙まれたり、排泄物などで服が汚れる、体に匂いがつく
仕上がりの美しさなどに差がでてしまう
サロンやペットショップに勤める場合、トリミング作業以外に、接客などの対応もするので、作業に追われてしまう
動物のカットスタイルはたくさん存在し、カットスタイルに流行もある為、飼い主からどのようなスタイルや希望があるのか、詳細を聞き出す必要がある。事前カウンセリングなど、コミュニケーションは必須。トラブルなどを回避する為には、同僚との情報共有も必要。
トリマー開業インストラクターは、トリマーのやりがいや楽しさだけではなく、悩みやトラブルなどを知ることも大切です。
トリマーについての知識だけではなく、売り上げ管理、顧客情報の管理、トリミングカルテの作成、予定表の作成と管理方法、繁忙期や閑散期の対応、顧客単価アップのコツ、サービスの展開方法、など講座を開くのに充分な事柄を学習できるようになっています。
当記事を参考に、トリマー開業インストラクター資格取得を目指しては如何でしょうか。