西洋占星術資格とは、西洋占星術の手法について学べる資格です。この資格を取得することで、西洋占星術の占い師や運勢アドバイザーとなれるほか、西洋占星術を人に伝えていくインストラクターになっていく道も開けます。
ここでは主に、西洋占星術の概要、西洋占星術を人に伝えていく立場として持っておくべき心得について紹介していきます。
より詳細な内容を知りたい場合は、資格公式サイトも合わせてご確認ください。
西洋占星術とは、ホロスコープを使用した占いのこと。
ホロスコープというのは、ある決まった瞬間における、惑星の配置場所を定めた天体の配置図です。
西洋占星術ではその「瞬間」のホロスコープを作成し、その瞬間惑星や星座はどこに位置していたのか、といったことを調べます。
それを行うことで、「今の相談者の健康状態」「今後の人生ですべきこと」などが分かります。
ここでは主に、下記の項目について詳しく紹介していきます。
一つずつ順に見ていきます。
西洋占星術の良いところは、神秘的なチャートで占えるという点。
天体の配置図をもとに占いを行うため、宇宙や星といった神聖なモチーフを利用して診断を行えるようになっています。
惑星は、今この瞬間も絶えず動き続けています。
例えば誕生日の場合、占星術では生まれた時間の「分」単位にまでこだわります。
1分でもずれていたら惑星の位置も変わり、占いの結果も変わってしまうからです。
「あの日のあの時間に生まれたから」「あの日のあの時間に何かをしたから」というように「瞬間」で今の人生が運命づけられていると思うと、とても神秘的に思えるかもしれません。
占星術と星座占いは異なるものです。
名称を見てみると、どちらも「星で占う」というニュアンスが伝わってきます。
この二つはほとんど同じものですが、少し違っているとも言えます。
厳密に言うと、「星座占いは占星術の一部」というのが正しいでしょう。
ニュース番組や雑誌でよく見る星座占いは、全部で12個ある星座でそれぞれの運勢を表しています。
こちらは占いに詳しくない方にとっても、非常に馴染みの深い占い方法であると言えます。
こういった星座占いは、その時太陽の位置していた星座を抜粋して占うものなので、厳密には「太陽星座占い」となります。
こちらは、太陽の位置している星座を12パターンに分ける形で行えるものとなっています。
そのため、計算もそう難しいものではなく、占われる側も参照のしやすさの利点から、世間的に流行したようです。
ただ太陽星座は、上記のように比較的アバウトな占い方となるため、これだけではわからないこともあります。
その点プロの方が行う本格的な占星術では、より多くの情報を参照しながら運勢を占っていきます。
そのため、12星座占いよりも多くの面から占えるものとなっています。
西洋占星術資格の講座を開く場合、心得ておくべきことがあります。
それは、西洋占星術そのもののやり方だけでなく、その神秘性や奥深さについても伝えていく必要がある、という点です。
西洋占星術はメソポタミアで生まれ、その後長く語り継がれてきた占いです。
古くは国の統治を目的として使用されていたこともあり、これまでに非常に広い分野で利用されてきました。
生徒に教えていく際は、ただ占いの手法について伝えるだけでなく、そのルーツについても伝えていくことが大切です。
西洋占星術が持つ歴史などの奥深さを知ることで、より占星術への思いが深くなり、興味や愛情を持って占いと向き合えます。
ホロスコープや天体に愛着を持つ西洋占星術士は、探究心を持って占いに取り組める上、相談者からも信頼を得られるようになるはずです。
講座の中では占星術のバックグラウンドにも切り込んでいくことで、生徒の方々により占いを愛せる気持ちを持ってもらいましょう。
この記事では、西洋占星術が持つ神秘性と興味深い点、および西洋占星術の概要について紹介しました。
まとめると、以下のようになります。
西洋占星術は深い歴史を持ち、昔からさまざまな用途で使用されてきました。
一瞬の星の位置で運命が変わるという奥深さから、宇宙や占いの神秘性を感じられます。
この資格を通して西洋占星術を学び、その神秘性を持って自身や周りの人の運命を切り開いていける占い師を目指してみてくださいね。
西洋占星術資格としては、以下の2つの資格がおすすめです。
西洋占星術についてのノウハウや歴史について学べる資格です。
ホロスコープを作成し、その結果から運勢を分析する手法について学べる資格です。